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見えるもの

 たとえ同じものを見ていたとしても、私の見えるものと皆さんに見えるものは、違います。見えるということは、光を目の中で受け止めるという物理的現象ではなく、多数の視点から得た情報を計算し経験と知識によって組み立て直す、言わば数学的処理と文学的処理を一人一人違う脳の中で瞬時に行っているのですから違って当たり前です。

 一般に目から入ってくる情報は、全体の約80%だといわれています。しかし本から得た知識は、その時点までに得て記憶されている経験と知識で組み立て直されるため、おぼろげにならざる負えません。例えば、障害を持った人の生き様について、その事実を自身の目で見たか見なかったでは、大きく違ってきます。そういう経験をしました。

 障害とは「日常の生活が一般の人と同じように出来ない状態」を指します。一般の人と言う定義も難しいのですが「食べて排泄する、服を脱ぎ風呂に入り髭をそってから服を着る」といったことを基本に「出かける、買い物をする、映画を見る」といったことを加えたものを大体一般的と定義しているようです。それらを自分だけでは出来ない状態です。

 一般の範囲をもう少し広げれば、私にも障害はあります。社会の一員であれば、何かしらのその時点におけるルールがあり、私の生きる障害となる場合もあるでしょう。逆に障害のある人も社会の一員ですので「日常生活が一般の人と同じ様に出来る」ルールが必要で、それを支える多くの人達が必要なのだと、見れば脳が理解してくれるのです。
 
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