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予算の通し方

 とある会社の予算管理判断基準で「大体2度却下してそれでも申請してくるようでしたら検討しています。」と言うのをお聞きしたことがあります。予算申請する側が予算の申請理由を数値で明らかにせず、予算申請を評価する側が評価するための数値を持たないのだとすれば、それも一つの方法なのかも知れません。

 数値で語ると言うのは、慣れないうちはなかなか難しいようです。大まかに数値を捉え費用対効果を比較する練習が必要そうですね。1つには、数値を細かく捉えようとしすぎるのです。例えば、日頃毎日部下の仕事ぶりを見ているのであれば、不具合を改善したり設備で作業効率を改善すれば、どの程度の時間が短縮できるかが分かります。それに工賃を掛ければ1年間に得れる価値は簡単に計算できます。

 もう1つは、情報を集めるのが大変だと言うことです。日頃から情報を集める工夫がされている場合を除いて多くの人の協力を得ながら細かな情報を集め記録し評価するには、多くの時間と労力が必要とされます。そして協力を得るためには、何のために情報を集めるのか結果何が得られるのかを整理し分かりやすく伝える必要があります。自分に利益が無いと感じるものに対する協力は、得にくいものなのです。

 この2つが出来た上で予算申請をしたとするならば、大体は通るのではないでしょうか?いえいえ、そう甘くないのです。冒頭に述べましたように評価する側に数値の裏を読むことが出来ない場合が多いからです。数値は客観的に見えますが人の思いでどうにでも書き換えられるものでもあるのです。数値の裏を読むとは、現場を確認し数値の出元を確認すると言うことになります。それで儲ると分かれば予算は通ります。
 
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