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信頼されない

 今までに一番勉強したのは会社に入って5~10年目辺りの数年間だと思います。会社の支援を得、夜学や通信教育を幾つも受けました。自主的に本を購入し新しい機会を模索し中小企業を支援してくださる協会に押し掛けたり会社に来る銀行員に相談したりもしました。その学んだ知識を仕事に生かすのが楽しくてしょうがない時期でした。

 私を育ててくれようとしていたのでしょう。面接にも立ち会わせていただきました。TQC(全社的品質管理)のメンバーにもさせて頂けました。楽しかったです。でも、他のメンバーや任された部下は、どうだったのでしょう。ハッキリと言えば楽しくなかったハズです。当たり前でしょう、私は私が学び私が行動し結果が仕事の仕方や設計に反映されて商品が変わっていくさまが楽しくてしょうがなかったのですから。そう、自分一人で楽しんでいたのです。商品をより良いものとして作り上げてくれる部下や会社のことを思うメンバー達の気持ちを一切考えていませんでした。

 会社は組織です。組織であるから一人では成しえない価値を世に出すことが出来るのです。一人で何かを達成できる才能に恵まれていたのであれば、個人で何かを始めればいいのです。誰かを巻き込む、誰かを不幸にする必要はありません。私がそうであるように一般の人は自身の活躍できる場所を得たいのです。

 部下は次々と退職していきました。折角のメンバーもバラバラになりました。それでも信頼を失っていることに気付くのは今少し後になります。不幸なことに”学び何かを変えることに対しいくらか長けている”と思っていました。無知だあったから賢いと思い込んでしたのでしょう。相手の気持ちを思いやることに関して学ぶことはあっても訓練することを疎かにしていました。それに気付かなかったのです。自分がとても無知な存在であることに気付くまで、本当の信頼が戻ってくることはありませんでした。
 
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