恩返し

 暑い暑い墓参りは、おじきの七回忌でした。おばちゃんは「お世話になったのは、こっちだよ」と言ってくれますが、恩返しが出来ないまま最後までお世話になっちゃって。

暑すぎてセミも鳴きません(笑

 最初は、もう随分と古い話です。勉強をする気にならない g-mon を拾ってくれて夜学に通わせてくれたのがおじきでした。お世話になって勝手に次の仕事を決めた時も笑って「まあ、困るが頑張れよ」と言ってくれました。

 そんなおじきが癌でたおれ少しでもと毎週末手伝いに行きだしたのももう十数年前の話、最初はもちろんタダで、半年後からは話し合いで時給を貰うようになったので、悲鳴を上げる体に鞭打って頑張って働きました。

 仕事は、主に袋のダンボール詰、床にヒザついていくつもいくつも一日中、その合間でパートのおばちゃんに用言いつけられたり担当が休めば穴あけをしたり、大変だけど皆から可愛がられました。

 そうそう、今の会社の組合から「g-mon さんは就業規則に反しバイトしていると聞いたが」と刺されたことがあります。バイト先で貰った野菜を自慢げに配ったのがまずかったのでしょう。

 今の社長が「社長の許可を得ないバイトを禁ずる、と書いてあります。私が許可しました。」と答えてくれていたと後から聞きましたが迷惑かけた、恩を受けたと、感謝と嬉しかったの思い出しました。

 亡くなる少し前にお見舞いに行きました。あんなに逞しかった体は、ミイラのようで一瞬声がかけられなかったのですが「よー、来てくれたのか」とおじきの笑顔にまた救われました。

 あれからもう7年、こんな暑い時期に行ったんだっけ、バイトきつかったなー、おじきは偉かった、いろーんな事を思い出します。おじきから受けた恩は、誰か別の人に返したいと思います。
 
コメント

いつもバイトに行っていたおじさんですね
もう7年経たれたんですか?

きっとgさまが頑張って仕事をしている姿を天国から見て「十分恩返ししてもらったよ」って言ってくれていると思います

マリウスさん そうそう、そのおじさんです♪

おじき、若い頃は気性が荒かったけど歳とって丸くなって
今の時期ならアユを焼いて食わせてくれました、極上のお酒と一緒にね。
返そうにも恩が大き過ぎてねー
もう一回一緒に飲みたいなーって感じです。
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