変わってしまったルール

 1月にシステムを入れ替えた影響が徐々に全体に波及し幾つかのプロセスから不具合報告が上がってきました。その多くはルール(制約事項)の変更によるものなのですが「現場を知らない方が独断で指示したルール・現場が自分達の都合で変えたルール・何かしらの理由で消えてしまったルール」の3つに分かれます。

 私の会社は「組織として行動する」と「知識を共有する」が大の苦手、その根本的理由が人と人との信頼性の欠如だと考えています。ただ、それは人としてダメなのでは無く組織として信頼を築く方法を知らないだけです。今回のルール変更で言えば、会社全体のルールを現場まで落とす技術が未熟と言うことになります。

 ルールを「感情・思い付き・何となく」で変えてしまうのは簡単ですが基に戻すのは大変な労力を必要とします。何故ならば何故そのルールが必要で何に影響するかを知った上でどの様に実行するべきかの知識を組織的に共有し訓練と継続的フォローをする必要があるからです。知識を共有する文化の無い会社でです。

 逆に言えば、良い機会なのです。今は、どう言うわけか問題が発生した現場の上司からではなく別の部署の一窓口担当者から不具合報告が上がってきます。今は、上司が気付かないルールでしか改善(改悪?)が回らないのでしょう。これを正すのは、簡単なことではありませんが3年も掛ければなんとかなると思います。
 

私にとっての信頼

 お蔭様で辛いぐらいに大変ですが会社では満足できる毎日を送っています。毎週、今週もタップリ2時間、部下たちとの勉強会、自分でやれば10分で終わるプログラムを何のためにから教えるのに2時間掛かります。でも、おかげさんで部下たちは勉強が仕事が楽しいと言ってくれます。

 同僚に頼まれた同僚の部下達への支援はレベルが数段上なので教えると言うよりマインドセットをしてあげるのと考える機会を幾つ作ってあげられるかにかかっています。それらを続けた結果以前は、ほぼ話さなかった彼らが現状を素直に認め考えを述べ自分探しを積極的に始めてくれています。

 同僚達は時に酷いもので私に文句を言いながら私の反応を楽しみ自身の苦手な部分を私に押し付け最後の最後に「ありがとう」と言ってくれます。十分です。私も私の苦手を彼らに押し付けています。そして「ありがとう」と言います。遠慮はしません、言う事は言います。でも、一緒に歩いてる気はします。

 信頼とは何でしょう?結局自己満足の世界なのだと思います。そして、それは誰かが与えてくれるものでは無く、自分が自分らしく頑張れていると感じれれば、自分自信を信頼して良いのではないでしょうか?自分自身を信頼できるぐらいに頑張れたら。それで十分です。少なくとも私は。
 

ビジネスを作る

 週末に技術部ソフトウエァ開発プロジェクトとの会合があります。私の勤める会社は一時ではあるでしょうが昔よりは格段に資金繰りが良くなり今だったら昔諦めた半導体を使ったセンサー開発に手を出せるのでは?と思える勢いです。もちろん今更センサー開発に手を出したところで後塵を浴びるだけだと思いますが、情報技術の世界は違います。

 随分と荒っぽい話ですが情報技術の価値も大きく分けて2つ、ビックデータなどを使用し広い世界に価値を提供し量から利益を得る方法と狭い世界ながら大切な価値を提供し個から利益を得る方法に分かれます。幾らか資金繰りが良くなったと言っても前者の方法を取る資金力は私の勤める会社にはありません、国家レベルの資金力が必要です。

 後者では?使う情報技術のAIやIOTなどに付いては、やはり手が出せません。しかし、インターネット技術が誰でも利用できるように、AIやIOTの情報技術を提供してくれる会社はあります。したがってAIやIOTの情報技術と自社が保有する技術を繋げるアイデアを生み何時もの情報収集から始まる仕組みづくり、ビジネスづりに資金を投入すべきです。

 このアイデアに技術部ソフトウエァ開発プロジェクトの仲間達は乗ってくれるでしょうか?大丈夫だと思います。乗ってくれたとして計画の形まで推し進められる環境を作れるでしょうか?何とかなるでしょう。予算が取れたとして自律的に事を進めてくれるでしょうか?そこが今は一番危うい気がします。何が足りないのでしょう?更に深く考えるべき課題です。
 

苦手な人へ

 ものを考えるのが苦手の人がいるとしたら。自身が理解できない事に直面すると問うては来るが返答に対し深く考えられず調べもせずに結果、こちらに不満をぶつけてくる人がいるとしたら。簡単に責任の所在を相手に押し付け自身の楽なところに安住してしまい周りにそれが正しいと威張り散らす人がいたとしたら。何とかして、その方の学び考え喜ぶための扉を見つけ出す必要があります。

 大概の人は不満を持っています。それは、自身が持っている理解できないことに対しての不安から生まれている場合が多いと思います。そもそも理解できていないのですから何をどう切り崩して良いのかも分かりません。また、直面した問題に対し何かしらの方法で調べてみる(webや本屋)誰かに聞いてみるも、しないので問題から目をそらすしか対応する方法を見いだせないのです。

 まず問題の真意を探りましょう。例えば「ちゃんと動かないシステムに問題がある。」と言われたとします。具体的に困っている方の話を直接聞ける機会を作ってもらいます。その上で達成したい課題と達成するために障害になっていることを整理します。障害を改善する方法と取りあえずの対策をまとめます。こちらが手伝えることに関して、手伝うでは無くこちらの責任に置いて改善すると説明します。

 後は、行動すれば、ものを考えるのが苦手な人も一時は安心します。さて、それからどうしましょう?一緒に振り返る時間を作るのです。穏やかな気持ちで振り返れば、少しだけ深く考えることが楽になります。その時にはそれ以上を望みません。次の不満は直ぐに現れますから、次の時を待ちます。何度もやって見せれば何度目かに役割分担に気付いてくれ少しだけ深く考えられるようになります。それが扉です。
 

情報の信頼性

 同僚から「彼は現在の仕組みに問題を感じているので注意して欲しい。」とのアドバイスを貰った上で同僚の部下と仕組みの打ち合わせをしました。彼は、最近機械装置のチームを任され3Dキャド(立体的な図面を作成する道具)の運用も任されています。そして私が現在の仕組みに新しく組み込みたいのが3Dキャドで作成される製品設計情報です。

 よくWinWin(双方に利益のある)関係などと言いますが新しい仕組みが機械装置チームに取ってメリットが無くては、協力は得られません。機械装置チームから見て”協力への負荷は少なく第一段階で生産性の改善が得られ第二第三段階では更なる生産性改善と今後機械装置チームを導くのに必要な情報提供(生産性・利益率など)が得られる。”ことを説明しました。

 頭のよい方なので、その日の内に最初に必要な情報を提供してくれました。これで、前もって依頼しておいた3Dキャドメーカーとの情報提供交渉に入れます。交渉が上手く行けば(自信はあります、後は私がやるかやらないかだけです。)”3年もあれば彼の理想に近づけ詰めた打ち合わせが出来、2年で一応の満足を提供出来、そして年内に最初の約束(手配や見積など仕事の面倒が大きく低減される)を達成する。”計画を作成できるでしょう。

 私の担当する部署の仕事は情報を整理し別の情報と繋ぐことです。情報を発信するのは人で価値を生み出すのも人です。生み出された価値を評価し購入するのも人です。現在出来ているとはとても言い難いのですが正しい情報をストレス無く必要な場所にわかりやすい形で届けるためにパソコンの運用からWebのセキュリティ監視まで何でもやります。周囲には理解されづらい仕事のようですが見えない場所で必死に信頼を得れるよう頑張っている。それが私の担当する部署、システム屋の仕事です。